更新日:2021年4月22日
代々農業を営む清水さんの家は、曾祖父と祖父母、そして3人の子どもに恵まれた若夫婦一家の四世代世帯。
宗像大社の氏子として神事のたびにお手伝いをするほか、農業者の集まり、お寺さんの行事など、地域を支える担い手でもあります。
お盆やお正月には、おきゅうとや蒸し雑煮など、昔から伝わる料理を作り、畑で採れた新鮮な野菜を毎日食卓で楽しむ豊かな暮らしは、清水さんの家のみならず、農住近接のまち・宗像なら、どこでも楽しむことができます。
歴史ある神事、ゆたかな自然の恵み、さかんな農業、地域の伝統料理、そして清水さんの家のように絆を紡ぐ家族――あなたに、知ってほしい宗像があります。
私の家は、代々農業を営んでいます。専業農家は仕事の場と生活の場が近く、子どもに働く姿を見せることができますし、みんなで仕事と生活の目標を共有できます。
みんなで仕事をするのは楽しいですし、この地域に住んでいて幸せだなと思う瞬間でもあります。
一度は東京や福岡で会社勤めをしましたが、「農業を継ごう」と宗像へ帰ってきました。
この親戚兄妹が集まる家を、守りたい。宗像は、そんなふうに思える「帰りたくなる故郷」なのです。
この地域で暮らすと、いろいろな絆に出会えます。地域の方々、農業の仲間、宗像大社の氏子つながり、そして家族――。
歴史と自然の恵みを、昔から受け継いできた地域だからでしょう、古くから住んでいる人はもちろん、新しく住まわれた方たちにも、お互いを見守り支え合う、あたたかさが生まれます。
だから気がつけば、わが家は四世代。父から夫が、夫から息子が継いだ農業を、最近では孫たちがお手伝いすることも。ここには、幸せな時間が流れています。
宗像大社の周辺は、夏は稲、秋から冬は小麦が一面に広がります。その景観は美しく、とても贅沢な気持ちになるんですよ。
子どもたちの遊び場も、そんな近所の畑や田んぼの畔。地域の方々とは親戚のようなお付き合いができるので、子どもが外で遊んでいても、誰かが見守っているという安心感があります。
畑で採れる新鮮な野菜を毎日楽しみ、ゆたかな自然の移り変わりとともに石や木々、川で遊びながら、子どもたちには、のびのびとゆっくり育って、やさしい心の持ち主になってほしいなと思います。
宗像大社に近いこの地域では、神事にも関わる氏子会の活動がさかんです。曾祖父が氏子会の責任役員を務めている縁から、私も「みあれ祭」の舞手をするなど、さまざまな役を引き受けています。
また、わが家では30年前から、地域の小学校の食育活動に取り組んでいて、今では自分が先生役として参加しています。
これからも、宗像の文化と歴史、そして農業を受け継ぎ、伝えていきたいですね。そして、この地域で暮らしていく日々のなかで、家族が楽しく過ごせれば、それが一番だと思います。
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