更新日:2021年4月22日
宗像で生まれ育ち、現在は宗像の看護大学に通っている藤井さん。幼い頃から海外に興味があり、宗像の取り組みによるニュージーランド派遣研修や、昨年から始まった「宗像国際環境100人会議」などにも積極的に参加しています。夢は、世界で活躍する医療従事者になること。
大きな希望を胸に、今日も宗像から世界を目指してがんばっています。
中学生のとき、宗像が実施するニュージーランド派遣研修に参加しました。
海外経験はありましたが、親元を離れて海外生活をするのははじめてのこと。
現地では、ホームステイ、学校訪問、観光などを通して貴重な経験をたくさんさせていただきました。
宗像のおかげでできたこの貴重な経験が、私の夢の原点。この時のホストファミリーは今でも大切な家族です。
宗像では、昨年から「宗像国際環境100人会議」が始まりました。
これは、世界中のさまざまな分野で活躍されている方々と全国の大学生が宗像に集い、地球環境問題の解決策を協議し、実行に向けた提言を「世界への発信」として行うものです。
私も第1回の会議に、市内の3大学の代表として参加しました。
会議では、私と同じ年齢の参加者がしっかりと自分の意見を持ち、堂々と英語を交えながら発言しているのを目の当たりにし、とても刺激を受けたと同時に、世界規模での考え方を学ぶことができました。
現在は、宗像にある日本赤十字九州国際看護大学に通っていますが、大学でも海外の研修の機会がたくさんあり、毎年何度か世界の医療・看護現場を見る機会を与えてもらっています。
世界には厳しい医療環境の国がたくさんあり日本がいかに恵まれているのかを実感させられる場面が多くありました。そのような厳しい医療環境を少しでも改善し、多くの人を笑顔にしたいという強い気持ちを抱いています。
大学には、世界で医療活動をされていた先生も数多くいらっしゃいます。
大学生活の中で世界の医療現場に目を向けられる環境があり、すごく恵まれていると実感しています。
宗像で生まれ育ち、日々身近に自然があることで動植物との触れ合いを通して四季折々の変化に敏感になりました。また、地域の人たちとのつながりが強く、交流が密接な環境でもありました。
恵まれた自然環境と人間関係の豊かさが、私を「看護」という道へと導いてくれたと思っています。日本でも世界でも、看護の対象はいつでも“人”。人の僅かな変化に気付き、人に寄り添うことが「看護」だと思っています。
大学での実習後のレポートで「患者さんの幸せ」について書いたところ、先生から「あなたの感性なしには書けないレポートだ」と言っていただいたことがあります。宗像が育ててくれた感性が、「看護」に生きていると実感した瞬間でした。
小学5年生の時、宗像のグローバルアリーナで行われた、アジア太平洋こども会議in福岡の「わくわくキャンプ」に参加してアジアの同世代の子ども達と接し、私の世界との交流が始まりました。
グローバルアリーナは、サニックスワールドユースラグビー大会やブルガリアフェスティバルをはじめ、一年を通して国際スポーツ大会やフェスティバルが実施されている施設です。私は今、私の世界との交流の原点であるグローバルアリーナでアルバイトをしながら、世界の人たちとのコミュニケーションを楽しんでいます。
後輩達へのメッセージ
宗像の子どもたちには、ぜひ、この恵まれた環境の中で積極的にいろいろなことを体験して吸収し、自分の夢を抱いてほしいと思っています。
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